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ミア・ウォリス(ユマ・サーマン)「パルプ・フィクション」 (1994)







    パルプフィクション /ビョーク /ピンクフロイド /プログレッシブロック /ベアータ・ベアトリクス

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 パルプ・フィクション PULP FICTION   YUSIONが最高に好きなクライム・ムービー。エンターテイメント映画の極地。
熱中度★★★★★
1994年アメリカ映画。監督・原案・脚本:クエンティン・タランティーノ(監督2作目)。出演:ブルース・ウィリス、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーベイ・カイテル、ティム・ロス、アマンダ・プラマー、ロザンナ・アークェット、クリストファー・ウォーケン。 1994年カンヌ映画祭グランプリ作品。

 ★コーヒーショップでいきなり強盗を始めるいかれたカップル、パンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)。 ボスであるマーセルの元で殺人を生業とする二人組ギャング、ヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)。 うかつに手を出すとささいなことでも殺される、マーセルの妻、ミア・ウォリス(ユマ・サーマン)。 八百長試合でマーセルを裏切り、試合に勝つボクサー、ブッチ(ブルース・ウィルス)とその恋人ファビエンヌ(マリア・デ・メデルシュ)。 少年時代のブッチに形見の金時計を渡した父(クリストファー・ウォーケン)。 死体の始末人、ザ・ウルフ(ハーヴィー・カイテル)。 …ぶっとんだ設定のキャラクターたちのあまりにデンジャラスな絡み合い。
 ●公開された年はかなり話題になった映画。 しかし、流行のオシャレな映画と思って見に行ってそのあまりに常軌を逸した内容を受けつけられなかった人も多かったようだ。 見る人を選ぶというのはどんな作品にもあることだが、この映画はそのシチュエーション群の強烈さゆえに一般の人には拒否されても仕方ないのだろうか。
 ●自分はブームが去った後に予備知識無しのままビデオを見てノックアウトされた。 アクの強いねじれ具合が実に気持ちいい。 ユーモア、ウィット、緊張感のあるバイオレンス、悪ふざけetc.の詰まった不思議なスタイリッシュさ。 こういうねじれたエンタテイメントが自分は好きなんだなあと再認識した。
 ★「どこまでも具体的に日常の感触を盛り込み、人を貫くリズムを究めたキャラクター作り、とりわけ、台詞に活かされる作業と術の成果は、タランティーノ映画の醍醐味に他ならない」 (川口敦子「タランティーノ物語―映画に染みだした今の“私”」『フィルムメーカーズ3 クエンティン・タランティーノ』 キネマ旬報社) ●なるほど、それは自分が絶頂期の富野TVアニメ作品に感じていた魅力とかなり近いものだ。

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■ビョーク  BJORK
 

ヴォーカリスト。
1965年11月21日アイスランド、レイキャビック出身。
★1977年11歳のときラジオ番組出演を機にアルバム「ビョーク」で国内デビュー。以後、 バンド、EXODUS、TAPPI TIKARRASS、KUKLを経て1986年にシュガーキューブスを結成、同年に男の子を出産。1993年にロンドンへ移住し、ソロ活動を始める。1996年には来日コンサート。2000年、主演映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞、自身も最優秀女優賞受賞した。 ★声質、ルックス、ファッション、音楽性、どれをとっても素晴らしく個性的なフィメール・ヴォーカリスト。特にそのテンションの高いシャウトはヒステリックな妖精か小悪魔のようで、スピリチュアルですらある。

★ディスコグラフィ
 【シュガーキューブス】
1st「ライフ・イズ・トゥー・グッド」(1988) /2nd「トゥデイ・トゥモロウ・ネクスト・ウィーク」(1989) /3rd「スティック・アラウンド・フォー・ジョイ」(1992) /4th「イッツ・イット」(1992)
 【ソロ】
1st「デビュー」(1993) /2nd「ポスト」(1995) /3rd「ホモジェニック」(1997) /4th「ヴェスパタイン」(2001)

Bjork オフィシャル・サイト

 ピンク・フロイド  PINK FLOYD  プログレッシヴ・ロックもそれなりにいろいろ聴いてきたが、結局一番落ち着くのはこの大御所だった。なんだかんだ言われてもやっぱり凄いモンスター・バンド。
陶酔度★★★★★
1967年シングル「ARNOLD LAYNE アーノルド・レイン」でデビューしたイギリスのロック・バンド。メンバーはシド・バレット(vo.gu.)、ロジャー・ウォーターズ(vo.bs.)、リック・ライト(key.vo.)、ニック・メイスン(ds)、デイヴ・ギルモア(vo.gu.)。初期のコンセプト・リーダーである奇才シド・バレットは精神状態の崩壊で1968年に脱退。以後、1986年までロジャー・ウォーターズがコンセプト・リーダーとなり、革新的・幻想的なアルバムを制作、1973年にはモンスター・アルバム「狂気 −DARK SIDE OF THE MOON」の発表でスーパースターの座を不動のものとする。ウォーターズの脱退で一時休止状態であったのが、1987年にデイヴ・ギルモアがリーダーとなって復活。
 僕がプログレを聴いている頃、仲間はキング・クリムゾンやイエス、EL&Pとか、演奏技術の高度なバンドをひいきにしていて、フロイドとなると「演奏水準が低い」「自分達だけで酔っている」とか言っていた。 当時はなんだかくやしかったのだが、そんなことを言っていた仲間はみんなジャズ、フュージョン方面にそれて行ってしまい、結局ロックにはその程度のこだわりしかなかったんだな、と思った。 プログレのスーパー・グループの中で一番ブルース/ロックのフォームを守っていたのはフロイドだった。 レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジも、「本当のプログレッシヴ・ロック・バンドはムーディ・ブルースとピンク・フロイドだ」ということを言っていたが、そういう意味が込められているような気がする。

 フロイドで特に好きなアルバムは「Wish You Were Here 〜炎〜 あなたがここにいてほしい」。毎年春になるとこのアルバムの音が頭の中を繰り返し繰り返し流れ、学生時代の春休みに一人で故郷の海辺や山をふらふらさまよった情景が蘇ってくる。

ATOM HEART MOTHER
(1970)


DARK SIDE OF THE MOON
(1973)


Wish You Were Here
(1975)

  【ディスコグラフィー】
THE PIPER AT THE GATE OF DAWN 夜明けの口笛吹き (1967Aug) :未だに色褪せないサイケデリック・アシッド・ロック。1曲目「天の支配」はプログレの幕開けを予感させる名曲。
A SAUCERFUL OF SECRETS 神秘 (1968Jun) :このアルバムからデイヴが参加、シドはリリース後にバンド離脱。
MORE モア (1969Jul) :映画「モア」サウンドトラック
UMMAGUMMA ウマグマ (1969Oct) :2枚組、disc1はライヴ(クラブ“マザーズ”’69/04/27&マンチェスター商工会議所’69/05/02)。
ATOM HEART MOTHER 原子心母 (1970Oct) :表題曲はオーケストラをフューチャーした23分45秒の大作。有名なジャケットの牛“ルルベル3世”も話題に。
RELICS ピンク・フロイドの道 (1971May)  :シングル曲・未発表曲含みの初期ベスト。
MEDDLE おせっかい (1971Nov) :プロレスファンにはお馴染みA・ブッチャーのテーマ「One Of These Days 吹けよ、風呼べよ嵐」収録。23分27秒の「Echoes エコーズ」は瞑想的な傑作ナンバー。
OBSCURED BY CLOUDS 雲の影 (1972Jun) :映画「ラ・ヴァレー」のサウンドトラック。
DARK SIDE OF THE MO0N 狂気 (1973Mar) :超ヒット・モンスター・アルバム。42分56秒の組曲で、ライヴでは385回演奏され、さらに1994年ツアーで数回完全再演されている。ジャケットデザインも秀逸。しかし、このアルバムの完成後、コンセプト・リーダーロジャーと他のメンバーの関係は次第に崩壊していく。
WISH YOU WERE HERE 炎 (1975Sep) :解散の危機で製作難航しながら作られた秀作アルバム。
■ANIMALS アニマルズ (1977Jan) :未発表の大作2曲を元にそのコンセプトをリニューアル。2曲目「ドッグス」はデイヴのベスト・テイクの一曲。
THE WALL ザ・ウォール (1979Nov) :前作「アニマルズ」ライヴ・ツアー時の劣悪な精神状態を2枚組の大作に昇華させた「狂気」と並ぶフロイドの代表作。「疎外感」と「人々の間に存在する壁」をテーマとしている。
A COLLECTION OF GREAT RANCE SONGS ベスト・オヴ・フロイド〜時空の舞踏〜 (1981Nov) :デイヴがサックス以外の全楽器をプレイしている「Money マネー」の別ヴァージョンが聴けるコンピレーション盤。
THE FINAL CUT ファイナル・カット (1983Mar) :事実上ロジャーのソロ・アルバム。この後、'86年にロジャーはピンク・フロイドの終結を宣言。しかし、その後もフロイドは存続し、当事者同士の泥仕合、ファンの賛否を呼んだ。
A MOMENTARY LAPSE OF REASON 鬱 (1987Nov) :デイヴとセッション・ミュージシャンによる「えせフロイド」とも言われたアルバムだが、デイヴ・ファンのYUSION的には結構好きなアルバム。ジャケットfザインも秀逸。
DELICATE SOUND OF THUNDER 光〜パーフェクト・ライヴ! (1988Nov) :'87年の9月から3年間、200公演が行われたツアーのうち、'88年8月のニューヨーク・ナッソー・コラシアムでの5公演を基に作成されたライヴ・アルバム。
THE DIVISION BELL 対(THUI) (1994Mar) :「コミュニケーションの欠如」をテーマとしたデイヴ・ギルモア時代フロイドの傑作。「炎」がロジャーからシドへのメッセージを強く感じたのに対して、このアルバムをデイヴからロジャーへのメッセージとしてとらえると感慨深いものがある。
p・u・l・s・e (1995Jun) :1994年のツアーのライヴ。「狂気」の全曲が19年振りに全曲演奏されているのがハイライト。またシドの名曲「Asttronomy Domine 天の支配」も25年ぶりにライヴ収録されている。

A MOMENTARY LAPSE OF REASON (1987)
Is There Anybody Out There? The Wall Live 1980〜1981 ザ・ウォール・ライヴ・アールズ・コート (2000Apr) :'80年8月、'81年6月にロンドンのアールズ・コートで行われた11回のザ・ウォール・コンサートのベスト・テイクを収録。
In The Flesh イン・ザ・フレッシュ (2000) :これはピンク・フロイド名義のアルバムではなく、ロジャーの'99年から'00年のツアーの2枚組ライヴ。フロイドの代表作が18曲演奏されている。

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 プログレッシヴ・ロック
僕は学生時代、自分で考えた漫画ストーリィの「サウンド・トラック」としてよくオ リジナル・テープを編集していた。 その頃といえば、イギリスを中心としたハードロックやプログレッシブ・ロックが世界的 に大ブレイクした後で、まだその余韻がたっぷりと残っている頃だった。
  特にプログレはその音楽傾向がいろいろと多岐にわたり複雑なのだが、ロックという表現形態のなかで表現できるものはとにかく何でもやってしてしまおうという、行き着くとこまで行ってしまった感じのムーブメントで、まさに夢見BGMの宝庫だった。BGMという言葉が不適当なら、それは夢見の世界そのものだったとでも言ってもいい。
 荒々しくヘヴ ィな音楽にしても、陶酔的な美しい音楽にしても、実験的で難解な音楽にしても、 いいかげんで適当な音楽(笑)にしても、テクニックカルで超技巧的な音楽にしても 、それらの当時の究極形全てがプログレの中にあったと思っている。
 あまりにやり過ぎてしまったプログレは10年ほどで急速にブームの終焉を迎えてしまう のだが、その方法論は今なお音楽界に多きな影響を残しているし、新しいファンが生まれ続けている。何よりこの僕も、当時入手できなかった30〜20年前の(自分にとっ ての)幻のアルバムを復刻版CDで購入している。南九州の田舎に住んでいたので、学生時代にはレコード買うのも結構大変だったのだ。それにしても最近はかなりマニアックなアーティストまで復刻されたり発掘音源がCD化されたりしていて、プログレもそれなりの市場として成り立っているらしい。
 ところでこの異端児プログレを生み出してしまったロックという音楽形態、その根底にある
「パワーを得るためならなんでも呑み込んでしまうぞ」というその怪物的な貪欲さは、僕の好きな他のもの、日本のアニメと漫画、そしてプロレスにすごくよく似ていると思うのだけれど、いかがだろうか。
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 ベアータ・ベアトリクス  BEATA BEATRIX


<テイト・ギャラリー・蔵>
 ラファエル前派(Pre-Raphaelite Brotherhood)は、イタリアルネッサンスの画家ラファエルが出現する以前の、素朴な作画と自然への誠実さに立ち返ることを目的として1848年ロンドンで結成された。

 その芸術家集団の中心的存在であったダンテ・ガブリエル・ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti 1828-1882)の最も有名かつ謎に満ちたな作品が「ベアータ・ベアトリクス」である。この絵にはロセッティ自身による6枚のレプリカがある(左のロンドン テイト・ギャラリーのものがオリジナル)。

 この絵は1862年に亡くなった妻リジーを悼み、ベアトリーチェに対するイタリア・フィレンツェの詩人ダンテ(1265-1321)の理想化した愛をなぞらえて表現している。
 画面右下の鳥は「死」の使者であり、ベアトリーチェは天に昇る無上の歓喜にひたっている。背景は都市フィレンツェ。日時計の影は9時を指している。

 ロセッテイの画題の98%は美女にまつわるものだった。ロセッティにとって、女性を愛し、その姿を描くことは、自分自身を愛し、自己の分身を相手にすることであったのだ。


<シカゴ美術研究所・蔵>
<バーミンガム市立博物館・蔵>

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