■ 「オトラント城 The Castle of Otranto」 (1764) /ホーレス・ウォルポール
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■ B.ケイプス Bernard Capes 1854-1918 イギリスの作家。ロンドン出身。ボウモント・カレッジを卒業して紅茶仲買人の事務所勤務の後、スレイド美術学校で修学、1888年、出版会社のエグリントン社に就職し編集の仕事に携わる。エグリントン社が閉社された後、1896年に『シカゴ・レコード』紙のミステリー小説コンテストに応募し、『無言の水車場』が入選、41歳にして作家としてデビューする。ミステリー、歴史、伝奇、ロマンス、冒険、怪奇と様々なジャンルで多数の短編、29篇の長編小説を書く。 大衆作家として文壇とは無縁の存在だったが、没後、「ヴィクトリア朝怪談小説を現代文学の土壌に移植した」作家として評価される。その作風は詩的想像力の豊かさ、耽美主義、意識の深層への関心などを特徴とする。 |
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■ E.F.ベンスン Edward Frederic Benson 1867-1940 イギリスの作家。カンタベリ大主教E.W.ベンスンの三男(弟のロバート・ヒュー・ベンスンも怪奇小説史に名を残す作家)。風俗作家としてデビュー、1912年に初の怪奇小説集『塔の中の部屋 The Room in the Tower』を発表し怪奇愛好家の評判をとる。以後の怪奇小説作品は『見えるものと見えざるもの Visible and Invisible』(短編集 1923)、『コーリン Colin』(1923)、『コーリンII Colin II』(1925)、『幽霊譚集 Spook Stories』(短編集 1928)、『続幽霊譚集 More Spook Stories』(短編集 1934)。代表作品は「塔の中の部屋」、「遠くへ行きすぎた男」、「アムワース夫人」、「芋虫」、「顔」など ライ市の市長(1934〜37)やケンブリッジのモードリン・カレッジ評議員を務めた社会的名士でもある。 |
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■ W.H.ホジスン EWilliam Hope Hodgson 1877-1918 イギリスの作家。Eセックスの英国国教教会牧師サミュエル・エジスンの第二子として生まれる。1891年、13歳のときに父が死去したためリヴァプールに赴き、外洋航行の帆船の給仕として雇われる。以後8年間の船乗り生活で3度の世界周航を体験。航海士から繰り返し虐待を受けたつらい経験から柔道を習い始め、ボディ・ビルダーとしても身体を鍛える。また、写真技術も学び、海洋写真家としても名を上げる。体育や写真の記事により1903年から文筆活動を開始、翌1904年には創作に転じる。 代表作は「夜の声」に代表される海洋怪奇短編小説や『幽霊狩人カーナッキ』シリーズ、黙示録的長編「ナイトランド」など。 第一次世界大戦中、志願兵として戦場に赴き、1918年フランスの前線で戦死。享年40歳。 |
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