★格闘技用語集★


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■アームバー arm bar /相手のヒジ関節を外側に曲げてダメージを与える技の総称。横四方固めの体勢から両手でテコのよう極めるストレートアームバー、袈裟固めの体勢から両足にはさむロールアームバーやツイストアームバーなど。腕ひしぎ逆十字固め(柔道やサンボでは「腕ひしぎ十字固め」)もアームバーと呼ばれる。

■合気道SA /実戦で使える合気道の普及をめざす団体。合気SAは、実戦を想定して打撃から組み付いて関節を極めるスタイル。「実戦・リアル合気道選手権大会」を主催する。

■アウトボクサー outboxer /[ボクシング] ジャブ、ストレートを中心に相手と離れて戦うボクサー。

■アウトロー out-low /相手が前に出した方の足の外側を狙うローキック。足の外側の筋肉の薄い部分を狙うことで、相手に激痛を伴うダメージを与える。

■アゴ /パンチ一発で相手を失神KOするポイントはアゴにある。アゴにフックを入れられた場合が、最も激しく脳が揺れ、脳震盪を起こしやすい。パンチの打ち合いのときにアゴが上がっていると危険だと言われるのは、頭を揺さぶられるKOパンチを受けやすいためである。

■足関 あしかん /足関節技の略称。徹底的に足関節技にこだわる今成正和選手(1976生/165cm 67kg/入江部屋)は“足関十段”の異名を持つ総合インディー界の名物選手。

■アップライトスタイル upright style /“upright”は「直立した」という意味。両腕を顔の前にかざし、上体を起こして重心を6対4の割合で後足に置く構え。前足の蹴りを出しやすく、相手の蹴りにも素早く反応できる。ムエタイの伝統的な構えである。ボクシングではジャブとストレートを中心に相手と離れて戦うボクサー=アウトボクサーがこの構えを使う。ブラジリアン柔術もアップライトに構え、両手で相手を牽制する。

■アップルニュートン /[星野育蒔] カメ状態になった相手のサイドから背中に両手をつき、逆立ちするくらいに足を振りかざし、相手の脇腹めがけてアバラも折れよと片ヒザを振り下ろす技。

■アブソリュート abusolute /ロシアでのバーリ・トゥード(VT)の呼称。「なんでもあり」のノールールの格闘のこと。 /1996・7・16、ロシアの国家的な格闘技であるサンボの選手たちを中心に第1回アブソリュート・ファイティング・チャンピオンシップ大会がトーナメント方式で行われた。この時はコマンド・サンボのイリューヒン・ミューシャが同門のエローヒン・ビクトルを決勝で破り優勝。

■アブダビ・コンバット /略称ADCC。アラブ首長国連邦で開催される「サブミッション・レスリング・ワールド・チャンピオンシップ」。米国留学中に柔術に深い関心を寄せたアラブ首長国連邦のシェイク・タハヌーン殿下が帰国して1998年から開催。豊富な資金で運営され、世界中から強豪格闘家が参加する。 /試合は組技のみで打撃は禁止。関節技による一本の他、テイクダウン、マウント、パスガード、スイープなどのポイントで勝敗が決まる。65kg以下級から99kg以上級の5階級とアブソリュート(無差別級)に分けて行われる。 /2001年4月の第4回大会87kg以下級トーナメントではパンクラスGRABAKA所属の菊田早苗が優勝した。

■アメリカーナ Americana /アームロック全般の総称。特にV1アームロックは「アメリカン・ロック」とも呼ばれる。

■アルティメット ultimate /「アルティメット・ファイト」の略。目潰し、噛みつき、急所攻撃以外の「なんでも有りルール」の格闘のこと。“ultimate”は「最後の、究極の;本源的な」という意味。UFCは“Ultimate Fighting Championship アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ”の略称。

■居合蹴り /極真会館(松井派)パリ国際大会2002で優勝したセルゲイ・オシポフ(ロシア)の得意とする右上段回し蹴りに対して『SRS DX』誌(No.69)が命名。目線を下に落としたまま、いきなりノーモーションで蹴り上げる。一度高く上げたヒザを基点としてほぼ水平(真横)に相手の首筋を狙う。

■IKUSA イクサ /総合格闘技のイベント。大会名には「戦」「イクササイズ」「行くさ!」の意味が込められている。KO率を高めるため、5m四方の狭いリングを採用、消極的ファイトにはイエローカードを出し、カード3枚で失格、失格者は以後、IKUSAの興行には出場できないというルール。

■猪木−アリ状態 /一方がスタンドで構え、それに対して一方は相手に足を向けて仰向けに寝た状態。 /1976年6月26日の格闘技世界一決定戦アントニオ猪木対モハメド・アリ戦(日本武道館/3分15R)で猪木はアリのパンチを受けないように終始この寝た状態で戦った。この状態は現在のVTでもよく見られる。攻防上はお互いに五分五分、互角の状態と言えるが、しばし膠着状態と見なされる。 /高田延彦がプロレスラーでなく柔術家であったなら、対ミルコ・クロコップ戦や対マイク・ベルナルド戦においてこの状態で戦ったのもそう非難されることはなかったのだろうが…

■インサイドガード inside guard /相手にガードポジションを取られている状態。仰向けに寝ている相手に両脚を腰に巻きつけられて上になっている体勢。

■インファイター infighter /[ボクシング] フック、アッパーを中心に相手と接近して戦うボクサー。

■インプルーブ・ユア・ポジション improve your position /“improve”は「利用する;改良する、進歩させる」の意味。マウントポジションなど有利な体勢を取りながら攻めあぐんでいる選手に対する「(現在の有利な)ポジションを活かして(攻撃せよ)」というレフェリーから選手への注意。

■インロー in-low /相手の足の内側を狙うローキック。大腿四等筋にダメージを与えて、相手を立てなくする。主に空手系のファイターが得意とする。

■ウィービング weaving /[ボクシング] 相手にパンチの的を絞らせないために頭を振る動作。

■腕ひしぎ十字固め /プロレスなどでは「腕ひしぎ逆十字固め」とも言う。ヒジの靭帯を極める技。そのまま極めつづけるとヒジが脱臼する(骨折は起こらない)。技をかけられた腕の手のひらが下を向いた状態では極まらないが、親指や手のひらが上を向いていると極まってしまう。

■ウナギ 鰻 /相手のマウントやバック取り、関節技などをことごとくするすると掻い潜ってしまう様を、いくら手で掴もうとしても滑って逃げていってしまうウナギに例える。烏合会の“東洋の神秘”矢野卓見のウナギ振りは有名。

■S−CUP /シュートボクシングのシーザージム(シーザー武志代表)が主催する打撃系総合格闘技の最強決定トーナメント。投げ技、絞め技、関節技を認めるキックボクシングというそのルール形式は“立ち技バーリトゥード”と言われる。

■エスケープルール /相手に関節技や絞め技をかけられたときに、ロープに手足を届かせることができればブレイクできるルール。通常、このロープブレイク=エスケープを相手から規定の回数奪えば勝利できる。プロレスのロープブレイクがUWF系列の団体でアレンジされたルールで、日本ではお馴染みだが海外の選手には理解しづらい面もあった。現在の総合格闘ではエスケープルールはほとんど見られなくなった。

■エビ /寝た状態で半身になり、尻を引く動作。仰向けに寝た状態で、身体を「く」の字に縮めてから足でマットを蹴る反動を利用して移動する。柔道などの寝技における基本動作。横四方で押さえ込まれているときに隙間をつくるときなどに使う。

■MMA /ミックスド・マーシャルアーツ mixed martial arts。「総合格闘技」のこと。

■ORG /道衣着用総合格闘技(ただし袖無し道衣=「ドラゴンボール」の悟空たちが着ているような道衣)。関節技、絞め技、打撃による攻撃が認められる。1994〜1977年にかけても道衣着用の総合格闘技大会を開催されていたが、ORGとしての第1回大会は2002年2月10日のTOKYO-FMホール。

■オーストラリアンフック Australian hook /腕を振り回すようにして豪快に相手に叩きつけるオープンブロー(拳の内側で打つパンチ)。サム・グレコ、スタン・ザ・マンなどオーストラリア出身の選手が得意とする。モーションが大きいのでかわされやすいが、当たれば大きな破壊力が期待できる。 /ただし、ボクシングではオープンブローはパンチを速く打とうとする意識が強すぎたり、単にフックの技術に劣っているときに出るもので、反則の対象とされる。

■オープンガード open guard /ガードポジションの一つ。仰向けに寝た防御側選手の両足の間に相手が入って上体を起こしている状態。

■オープンフィンガーグローブ open-finger glove /総合格闘技で用いられる、指の広げられるグローブ。打撃の際の選手の拳を保護しつつ、かつ相手の身体をつかんで投げ技や絞め技、関節技が使える。ブルース・リーがジークンドー用に考案したものをヒントに佐山聡(修斗の創始者)が開発したと言われる。現在では団体や大会によってそれぞれに改良されている。

■オクタゴン octagon /「八角形」の意味。アルティメット・ファイト(UFC)で使用される、金網(ケージ)に囲まれた八角形のリングのこと。

オモプラッタ(オモプラータ) /[プラジリアン柔術] ごくシンプルに言えば、下から足で相手の腕を極める技。上の状態の相手の腕を下から両足で絡めるようにはさみ、相手の体勢を流しつつ背中側へ腕を捻り上げ肩関節を極める。そこから三角絞め、腕ひしぎ十字固めに移行する。PRIDE17でアントニオ・ホドリコ・ノゲイラがゲーリー・グッドリッジに極めて以来日本でも知られるようになり、一部で流行技の兆しもある。


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■ガードポジション guard position /仰向けに寝て下になった状態から相手の腰に両脚を巻きつけた防御姿勢。その状態によっていくつかのヴァリエーションがある。 >クロスガードハーフガード

■回転体 /グランドの関節技の激しい攻防でグルグルと攻守が逆転し、マットの上を回転していくように見える状態の比喩。UWF系のプロレス団体で良く見られた。レベルの高い柔術の試合でも見れられる。

■カウ・ロイ /[ムエタイ] 離れた間合いからの飛びヒザ蹴り。

■ガチンコ /日本で「真剣勝負」のこと。略称「ガチ」。同意語は「セメント」「シュート」。対義語は「八百長(やおちょう)」「ワーク」。 /アントニオ猪木の生涯のガチンコ試合は1976年対モハメド・アリ戦、同年の対アクラム・ペールワン戦の2試だけだという(『流血の魔術 最強の演技』ミスター高橋著/講談社 2001年)。そんな彼がプロデューサーを務めていることがPRIDEとしては両刃の剣のような気がしないでもない。

■カメ  亀 /亀が甲羅に手足を引っ込めるように、四つんばいの状態で手足を縮めて固めた防御姿勢。相手に頭や手足の関節を取られない姿勢だが、後頭部や脊椎などの急所への打撃攻撃を受けやすく、それらの攻撃が認められているルールではかなり危険な状態と言える。 /PRIDEでは後頭部や脊椎への攻撃が禁止されているため、この状態から相手の足を捕まえて関節技に引き込むのを得意とする桜庭和志のような選手もいる。

■極真ルール /顔面殴打を禁じたフルコンタクト(素手による直接打撃)・ルール。空手では一般的なルール。 /顔面殴打無しということで相手との間合いが極端に詰まった接近戦になる傾向がある。


ギロチンチョークスリーパーホールド /マウントポジションから、片方の腕を仰向けの相手の首の後ろに回し、もう一方の前腕で相手の首を正面から圧迫する絞め技。そのとき、上の手のヒジを下の手でつかんで体重をかけると完璧に極まる。その形が「ギロチン(断頭台)」を連想させる。両腕で喉仏を圧迫することで気道をふさぎ呼吸停止に追い込む危険技。 /2001・12・31「K-1軍vs猪木軍」のメインエベントで安田忠夫がジェロム・レ・バンナからこの技でギブアップ勝ちして一躍ヒーローとなり、以来彼の得意技となった(ただし、プロレスでは気道を塞ぐように絞めるこの技は反則)。実際はある程度の寝技の技術を持った者にはディフェンスされやすく、フィニッシュ・ホールドにはなりにくい技ではある。 /フロント・チョークスリーパーも「ギロチン」と呼ばれるが、この場合、頚動脈を絞め上げて相手を失神に追い込むのではなく、前腕部で気道を塞ぐように絞めつける技の総称として使われているものと思われる。


キムラロック /横四方の体勢から入る柔道の「腕がらみ」のうち、相手の手首を相手の足元側の手で取るタイプのもの(相手の頭側の手で取る逆のタイプもある)。総合格闘技では「チキンウイングアームロック」あるいは「ダブルリストロック」と呼ばれている技。相手の頭側の手で手首を取ると同じ「腕がらみ」であっても「V1アームロック」という別の技になる(混同しやすいので注意)。 /仰向けの相手に上から覆いかぶさり、相手の腕を取る。左腕を取った場合は自分の右手で相手の左手首をつかみ、相手の左ヒジを内側に絞り上げる。左手は相手のヒジの内側をくぐらせて自分の右手首をつかみ、それをテコとしてヒジ関節を極める。極めるときには相手の肩を浮かすようにする。ヒジ関節を極めたまま肩甲骨を肋骨や鎖骨から引き剥がす動作で肩関節にもダメージを与える。
 /1951年、“不世出の柔道家”木村政彦がグレイシー柔術創始者エリオ・グレイシーをTKO(タオル投入)した技ということで“キムラ”の名が冠せられている。そのときのキムラロックは自分のヒザを立てて相手の後頭部を固定するものだったらしい。『藤原喜明のスーパーテクニック』(講談社 1986年)のP55、「アームロックI・A」の写真解説で藤原喜明が見せている形がそれに近いものと思われる。
 /PRIDE8(1999・11・21 有明コロシアム)で桜庭和志ホイラー・グレイシーをTKO(レフェリー・ストップ)に追い込んだアームロックが「キムラロック」として報道されたが、エリオ・グレイシーは「あれはキムラロックではない」と発言した。『ゴング格闘技』誌上でエリオ・グレイシー本人が実演したキムラロックは(1)袈裟固めのような体勢で相手の背中の下に足を入れた腕がらみ (2)相手の腹にまたがったマウント状態での腕がらみ の2種であった。(1)はバランスの悪さで問題がありそうだが、(2)は『PRIDE大百科』(2001年/東邦出版)P43で桜庭和志も紹介している技で、マウントの下の状態から抱きついてきた相手に使用する技だ。また、『総合格闘技 技の実践マニュアル』(2001年/新星出版社)P133で紹介されている「キムラ」は、腕がらみをかけた相手の頭をまたぐように足をフックさせている。自らの足の位置をうまく利用して腕がらみを補強したのがキムラロックと言えるかもしれない。


■逆行性健忘 /試合中に脳に衝撃を受けて「記憶が飛び」、試合後に選手が試合の内容を憶えていないことがある。この場合、衝撃を受ける前の記憶まで失っていることを逆行性健忘と言い、記憶をつかさどっている側頭葉に強い衝撃を受けたために起こる記憶障害である。

■草刈り機 /[桜庭和志] 猪木−アリ状態のとき、寝ている相手がガードのために上げている足をスタンド側がカマで草刈りをするようにローキックで蹴りつけていく技。PRIDE5の対ビクトー・ベウフォード戦(1999・4・29)で初公開。

■首相撲 /[ムエタイ] ムエタイの首相撲は総合格闘技でも有効である。相手がパンチを引く動作に合わせて相手の頭の後ろに手を伸ばして首相撲に持っていく。相手の胸の上部に当てた両ヒジを支点として両手で相手の頭を手前に引き付ける。そのとき、相手の首はヒジから手首までの前腕によって挟み込まれる。相手は頭を上げることができず、パンチを当てることもできなくなる。引いても抜けない。そこへヒザを顔面やボディへ打ち込む。

■クラウチングスタイル crouching style /“crouch”は「かがむ、しゃがむ」の意味。やや上体を前傾させ、重心を両足に均等にかけた構え。レスリングでは重心を落とし、利き腕側の足を前に踏み出すことで有利な組み手を取りやすくし、同時に相手のタックルを警戒する。ボクシングでは両拳はアゴから目の高さに置き、顔面をガードする。前足に重心を移動させて前傾姿勢となることで腰の入った重いパンチを放つことができる。

■クラッチ clutch /両手の指を互いに絡め合うことで両腕をロックし、ヒジを伸ばして極めるアームバー系の関節技を防御する動作。 (1)左右の親指以外の4本をそろえて互いに握り合う (2)手のひらを合わせて握り合う (3)右手で左手首を、左手で右手首を握る という3つのクラッチが代表的。最も簡単なのは(1)、最も堅固なのは(3)。
 クラッチを切るには、(1)クラッチした相手の手首を極めたり、クラッチした親指をはがしたりしつつ、(2)後方に倒れながら全身の力を使って相手の腕を引き伸ばす。相手のヒジの内側に足裏を当てて蹴りつけるように足を伸ばすのも有効。

■グラップラー grappler /組み技格闘技系の選手。

■グランド・アンド・パウンド ground and pound /“pound”には「ポンド(重量・貨幣の単位)」のほかに「強打する、連打(乱打)する」という意味がある。相手をテイクダウンしてグランドでの頭突きやパンチを浴びせる攻撃法(ただし頭突きはルールで禁止されていることが多い)。テイクダウンやポジショニングの技術とパワーは優れているが、関節技の技術には乏しいレスリング出身の選手が得意とする。マーク・ケアー、マーク・コールマン、ダン・ヘンダーソンなど。

■クリンチ clinch /抱きつくようにして相手の両腕を自分の両脇に挟み、相手の攻撃を封じる技術。ボクシングでは防御のみのテクニックだが、総合格闘技の場合はそこから足をかけてテイクダウンするなど攻撃展開に持っていける。

■クロスガード cross guard /ガードポジションの一つ。ガードポジションで仰向けに寝た側が上になっている相手の胴体を両足ではさみ、足首をクロス(フック)させた状態。

■KОKルール /リングス(2002年活動停止)が開催した「キング・オブ・キングストーナメント」のルール。 /OFG(オープン・フィンガー・グローブ)着用、非着用は選手が選択する。 OFG着用の場合は、顔面へのパンチが可能、非着用の場合は顔面は掌底のみ。グラウンド時は、OFGの有無に関わらず、顔面打撃禁止。ヒールホールド禁止 。ダウン、ロープエスケープによるロストポイントは廃止。 /バイオレンス性を緩和することにより、バーリトゥード開催が禁止されている外国各地でも、総合格闘技の試合が行えることを狙ったルール。2001年より、ロープエスケープ、ダウンカウントが復活。 /パルテノン主催の「プレミアム・チャレンジ」のルールはかなりこのKOKルールに近い。また、2002年11月にはKOKルールを主軸とした大会ZSTが開催された。

■ケージ cage /金網。ノールールのフリーファイトの大会でリングを囲うのに使われる。

■ケージファイト cage fight /ケージ(金網)で囲われたリングで行われるノールールの総合格闘。その代表格の大会はUFCやキング・オブ・ザ・ケージ。 /ケージファイトでは通常、自分や相手の動きを止めるために金網を掴むことは禁じられているが、グラウンドの状態から金網を掴み、腰を金網で支えながら立ち上がる行為は認められている。ケージファイトでは金網の使い方も重要なテクニックとなる。


■K−1 /「日本発世界」のコンセプトの元、立ち技格闘技の世界一を決める大会。毎年、打撃系格闘技の世界王者「ナンバー1」を決定するた めの国際大会「K−1グランプリ」という国際競技会を開催する。プロデューサーは正道会館館長の石井和義。 /「K」はキックボクシング、カラテ、カンフー、拳法などの各種立ち技格闘技、そして「格闘技」そのものの頭文字。「1」は無差別級と「No.1」を意味する。ただし、プロボクシングの世界チャンピオンや相撲の横綱などは参加しないのが残念。 /ルールはほぼキック・ボクシング・ルール。グローブ着用で頭突き、ヒジ打ち、投げ技、寝技は禁じられている。 /第1回K−1グランプリは1993年開催。優勝候補にモーリス・スミス、ピーター・アーツらが上げられたが、当時日本では無名だったブランコ・シカティックが全試合KOで優勝。 /以後、ピーター・アーツ、アンディ・フグ、アーネスト・ホースト、佐竹雅昭、マイク・ベルナルド、フランシスコ・フィリォ、ジェロム・レ・バンナ、ミルコ・クロコップ、シリル・アビティ、レイ・セフォー、サム・グレコ、武蔵などの数々のスター選手を輩出。2001年からは猪木軍や、PRIDE参加の立ち技系選手との対抗戦を開始、新たな話題を振りまいている。
 /立ち技の打撃のみに攻撃方法を限定した場合、K−1常連の選手が世界最強であろうと言われることには異論はない。ただ選択肢が狭められている上で技術が突出していくのは当然のことであり、ノールールのフリーファイト(VT/NHB)の場合で総合格闘系のトップクラスの選手にどこまでその世界最高の打撃テクニックが通用するかはいまだわからない。K−1側は慎重にフリーファイトを回避しつつ、かつてキモやI・ボブチャンチンをそうしたようにストライカー系総合格闘家を立ち技オンリーのルールに引き込んで倒し、K−1の打撃のレベルは総合格闘技の打撃よりはるかに優れているということを見せつける方向で進めていくだろう。それはK−1ファンにとって痛快な絵となる。もちろんその後は、勢いに乗ってフリーファイトに参戦したりしないことが賢明だ。


■袈裟固め /仰向けに寝た相手の体側から半身でおおいかぶさり、体重を相手の胸にかけ、首と片腕を極める体勢。そのとき自分の臀部をマットにつけ、両足を大きく開いてバランスをとる。 /柔道では基本的な押さえ込みだが、そこからの攻撃展開のバリエーションが少なく、相手が同体重だと返されやすいため、総合格闘技には不向きとも言われる。 /腕力があればそのまま頭をロックして抱え上げて力づくでギブアップさせることは可能。あるいは相手の片腕を両足にはさみ込んで極める方法では、相手の腕を曲げて極めるVクロス(テレフォンアームロック)、ピローリストロック、伸ばして極めるロールアームバー、ツイストアームバーなどがある。

■下段回し蹴り /相手の太腿めがけて放つ下段回し蹴りは極真カラテで最もKO率の高い技である。 /最初にKO技として使い始めたのは第5回極真会館世界大会(1973年)の王者盧山初雄(ろうやま・はつお)と言われる。それは遠い間合いから一瞬でステップインし、相手のヒザ上を狙って下からすり上げるように放つ蹴りだった。第9回全日本選手権優勝者(1977年)の東孝(あずま・たかし)は相手の前足の外側を狙って、足を大きく振り回すように放つ蹴りを使った。第16回全日本大会優勝者(1984年)の“格闘機械”黒沢浩樹(くろさわ・ひろき)も下段回し蹴りのコンビネーションを必殺技とした。

■小池栄子 こいけ・えいこ /166cm・B91W59B87の和風系巨乳アイドル。1980年11月20日東京都生まれ。イエローキャブ所属。 /大の格闘技ファンでPRIDE19(2002/2/24 さいたまスーパーアリーナ)のフジテレビ中継のメーンキャスターを務める。2/23記者会見ではPRIDEヘビー級王者のアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラに「一目惚れしました。彼の顔が好きなのと、私は基本的に賢い人が好きなので、彼の頭を使ったファイトにしびれます」と告白コメント。撮影タイムでは、ガウンをはおったビキニ姿でノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバとポーズを取った。


■コークスクリューブロー corkscrew blow /[ボクシング] コルク抜き(コークスクリュー)をコルク栓にねじ込むイメージでパンチを内側にねじ込むように打つ打撃技術。回転のモーメントで威力を増すわけではなく、回転軸を設けることでパンチのヒット時に腕の軸がぶれないようにする効果があるものと思われる。キッド・マッコイ(1891年生まれ)の発案したテクニック。

■ココ /人差し指と中指の付け根のこと。ロシアのキックボクサーはパンチのことを「ココ」と言う。

■コムロック /[小室宏二] 柔道選手でありながらブラジリアン柔術、アマ修斗の大会にも出場し優勝まで果している小室宏二(1977生 163cm 68kg)のオリジナル技。相手の脇を取って腕を巻き込み、ヒジ関節技、絞め技、押さえ込みに移行する。道衣を着ていなくても極められるとのこと。

■子安キック /[子安慎悟] カポエイラの蹴り技をヒントにした変則的な上段回し蹴り。マットにつけた片手を軸にして逆立ちするように素早く両足を浮かせて相手の頭部を蹴る。他流試合、異種格闘技戦にも意欲的な空手家・子安慎悟(正道会館/1974生 170cm 87kg)が得意とする。

■コンソメパンチ /[星野育蒔] 右左のワンツーで繰り出される「パリッとしたキレ味抜群の」左ストレートパンチ。

■コンテンターズ X−RAGE /和術慧舟會・3Aジム・RJWを束ねる格闘技集団WKネットワークの自主興行。柔道、レスリング、柔術、サンボなどのトップクラスの選手による寝技主体の総合格闘技イベント。試合形式は打撃なしの組み技限定で5分2ラウンド。判定無し。道衣着用のORGルールは打撃も認められる。 /「総合格闘技とライブのコラボレーション ライブの興奮と試合の熱気が激突する!」というコンセプトで入場テーマがライブ形式であるだけでなく、試合中も曲が流れる。その演奏中の画面は巨大モニターによって写される。ラウンド表示や選手紹介までよく練りこまれ、洗練されている。


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■サイドポジション side position /寝技の攻防で上の選手が仰向けになった下の選手の側面にいて押さえ込んだ状態。横四方固めと同型。

■サクラバチョップ /[桜庭和志] モンゴリアンチョップ。両手を振り上げ、相手の頭や首、脇腹を両手ではさみ込むように放つダブルチョップ。ガードポジションを取っている相手への変則的ないやがらせ技。初公開はPRIDE7の対アンソニー・マシアス戦(1999・9・12)。

■サブミッション・ホールド submission hold /“submission”とは「服従、降伏」の意味。関節を極めて相手をギブアップ(=降伏)させることを目的とする技。完全に極められると激痛に見舞われ、無理に我慢していると関節を破壊されて戦闘不能に陥る。もとはヨーロッパのプロレスラーの間で使われていた言葉だが、第1次UWFが試合を決める技として使用するようになって日本でもプロレス・ファンを中心にこの言葉が流行した。

■サブミット submit /降伏させること。(関節技で)ギブアップを奪うこと。

■幸せチョップ /[桜庭和志] 下でガードポジションを取っている相手に両てのひらを合わせて振り下ろしていくダブルチョップ。サクラバチョップ(モンゴリアンチョップ)と併用して相手を撹乱することが多い。初公開はPRIDE5の対ビクトー・ベウフォード戦。


■ジークンドー 截拳道 JKD /ブルース・リーが1960年代中期に創始した格闘芸術。伝統的な形に捕われず、方法のない方法を使い、無限を限界とする実践武術。「優秀なジークンドー・マンとは、ある意味で伝統的なものからはずれているのである」(ブルース・リー) 現在、ロサンゼルス、オークランド、シアトルの各「振藩國術館」に継承されている。

■J−DO  ジェイ・ドゥ /IAM社主催の柔道家のためのプロ競技を目指す格闘技イベント。柔道衣&OFG(オープン・フィンガー・グローブ)着用、スタンドで顔面への打撃が認められる。試合場は柔道と同じ畳敷き。グラウンドでは基本的に打撃禁止。寝技膠着でのブレイクあり。3階級に分かれ、3分2ラウンド。1ラウンド中に3回投げを決めるか、打撃でTKO、絞め技、関節技、もしくは判定で決着。

■ジャクテック /[ジークンドー] 横蹴り。


■修斗 /「斗いの中から人間形成が成される」という理念のもとに、自然なる「斗い」を「打・投・極」として「修める」格闘技。純然たるスポーツとしての総合格闘技を目指す。1985年には佐山聡(新日本プロレス・初代タイガーマスク)が創設。修斗協会と修斗コミッション(ライセンスを交付)の二権分立による選手の安全管理に重点を置いた健全な運営が特筆される。 /身体能力や技術レベルによりA、B、Cの3クラスに分けられ、プロはクラスAとBである。体重別ではフライ級からヘビー級まで8階級に分けられている。 /プロ修斗の試合形式は修斗とバーリ・トゥードの2種類がある。代表的スター選手はエンセン井上(引退・PUREBRED大宮)、佐藤ルミナ(K'zファクトリー)、桜井“マッハ”速人(ガッツマン・修斗道場)、宇野薫(和術慧舟会)らで、海外の総合格闘関係者からの評価も高い。三島☆ド根性ノ助、五味隆典らも注目される選手。

■シュートボクシング /元キックボクシング・アジア太平洋ウェルター級チャンピオン、シーザー武志が1985年に創始した立ち技格闘技。「打つ」「蹴る」の他に「投げ」を取り入れているのが特色。ポイントでは投げ技で奪うダウン(3点)が打撃によるダウン(2点)より高得点になっている。ただし、ダウンした相手を攻撃することはできない。 /大阪プロレスや総合格闘技でも活躍する村濱武洋が代表選手。


シュートボクセ /ブラジルの打撃主体の総合格闘団体。正式な団体名はシュートボクセ・アカデミー。PRIDE初代ミドル級王者ヴァンダレイ・シウバを輩出した事で一躍有名となった。ベースはムエタイだが、その強さの秘密はストリートファイトの打撃技を総合格闘技用に技術体系化しているところにある。 /シュートボクセ勢の、グランドでも膠着せず、打撃を中心に常にアグレッシヴに攻撃していく姿勢は総合格闘技興行における貴重な財産である。ただし、ポルトガル語のわかる対戦相手にはセコンドの野次の汚さが顰蹙(ひんしゅく)を買っているが。

■ショートアッパー short upper /一瞬身体を沈めてタメを作って放つ至近距離アッパーカット。レスリング出身のVTの強豪ダン・ヘンダーソンは、左手で相手の首をひっかけたクリンチ状態から腰の入った右アッパーを突き上げるショートアッパーを得意としている。相手のタックルにカウンターで合わせることもできる。レスラーのバランス感覚を打撃に応用した実践的な技。

■靭帯 じんたい /関節部分の骨と骨を連結している結合組織繊維。関節を強固にし、またその運動を抑制する働きをする。骨の外側と内側にあるこの靭帯が片方でも切れてしまうと、関節はガクガクになってしまう。 /膝十字固めは膝関節を曲がらない方向の外側にひねって靭帯を完全に伸ばしてしまう技である。そのため膝靭帯固めとも呼ばれる。

■スイープ sweep /“sweep”は「そうじする、掃く;洗い流す」の意味。寝技の攻防で下でガードポジションを取っている側が相手を反転させて逆にマウントポジションに移行するなど、下のポジションから上になるテクニックの総称。相手がパスガードしようとしてきたところで形成を逆転して上になる。 /(1)相手のパンチを誘ってバランスを崩させ、その瞬間に横に返す。(2)横に投げようとするフェイントをかけて相手を横に対して踏ん張らせ、その踏ん張った相手のヒザを後ろに蹴ってバランスを崩させて横に返す。 などの方法がある。

■ストライカー striker /打撃格闘技系の選手。

■スネブロック /自分のヒザを上げて相手のローキックをスネで受ける防御。防御だけでなく、相手の蹴り足にもダメージを与える事が出来る防御と攻撃が一体となったテクニック。空手出身の選手が得意とする。 /K−1DREAM'98カラテ対キック(1998/7/18)で極真会館のフランシスコ・フィリォがピーター・アーツの足に裂傷を負わせ、ドクターストップに追い込んだのもこのスネブロック。 /PRIDE17(2001・11・3)で高田延彦がミルコ・クロコップ相手に「猪木−アリ状態」で寝て戦わざるを得なくなったのも、2Rにローキックを放ったときにミルコのスネブロックで右足踵骨を骨折したためだった。

■スライディングキック sliding kick /猪木−アリ状態で、寝ている相手の両足をすり抜けるようにしてスライディングしながら顔面や腹部に打ち込んでいくキック。桜庭和志がPRIDE7の対アンソニー・マシアス戦(1999・9・12)で初公開。

■スリーパーホールド /スリーパーホールドは頚動脈を押さえることで、脳への血流を止め、脳を虚血状態にして相手を失神させる。気道は絞めないので呼吸が止められる事はない。相手を傷つけずに倒すには最適の技。 /のどの気管の軟骨をつぶすようにして呼吸できなくさせるのはチョークスリーパー。致命的なダメージを与えてしまう危険度が高い。

■掣拳道 せいけんどう /市街地型実戦武道。佐山聡が創始した最終格闘理論。格闘とはあらゆる間合との相対性であるとし、間合を制することを命とする。

■ZST /リングスKOKルールを基軸とした総合格闘技大会。2002/11/23ディファ有明での旗揚げ戦にはアマレス、シュートボクシング、サンボ、プロレスなど、多彩なジャンルから個性的な面々が集結。セミでは“東洋の神秘”矢野卓見と“足関十段”今成正和が「チーム・イリホリ」を組みタッグマッチ・ルールでリングス・リトアニアのチームと対戦、今成が2本取って圧勝。メインでは元リングスの小谷直之が、リングス・リトアニア所属で、世界サンボ選手権01年3位のミンダウガス・ローリネイティスに三角絞めで1本勝ちした。

■セコンド /選手の付添い人。選手のコンディションを整え、試合中のアドバイスを送る。自分側の選手がもうこれ以上戦えないと判断したときはタオルを投入してレフェリーに試合の中断の意志を伝える。

■洗濯ばさみ /[矢野卓見] ヒザの間で相手の首をはさみ、足首をクロスさせ両足を伸ばした状態で相手の頚動脈を絞めつける。技をしかけている側が縦四方の下の状態になる。ジャンプして首に飛びつきながら仕掛けるとダイナミック。“東洋の神秘”矢野卓見(通称「ヤノタク」 烏合会所属/骨法・柔道 1970生 171cm 66kg)の秘技。軽量級の隠れた流行技か?

■総合格闘における打撃 /

■側転パスガード /[桜庭和志] 猪木−アリ状態で、仰向けに寝ている相手の側面を通過するように側転することで足のガードを避けて相手の上を取るトリッキーなパスガード。


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■対角線コンビネーション /左ジャブや左フックから右ローキック、右ストレートから左ローキックなど、上から下への対角線を基点とした攻撃のコンビネーション。80年代に無敵を誇った“帝王”ロブ・カーマンが得意とし、彼の出身国であるオランダのキックボクサー(アーネスト・ホーストなど)も得意とするので“オランダ・コンビネーション”とも呼ばれる。

■ダイビング・フットスタンプ diving foot stamp /[桜庭和志] 猪木−アリ状態で、寝ている相手の両足を一気に飛び越え、顔面を踏みつけていく荒業。PRIDE5の対ビクトー・ベウフォード戦(1999・4・29)で初公開。

■タクティクス tactics /「戦術;策略、かけひき」の意味。しばしば「戦略」と誤訳されるが、戦略は“strategy”。「戦術」が戦闘実行上の方策のであることに対して「戦略」は戦術より広範囲な作戦計画=戦争の全局的な運用のことである。

■ダグラス・デッジ死亡事件 /1998・3・16ウクライナで開催された「ワールド・スーパー・チャレンジ(WSC)」大会でアメリカの選手ダグラス・デッジが試合後死亡した事件。彼は地元ウクライナのイエフェン・ゾロタリョフ選手のマウントパンチ連打を受けレフェリーストップとなったが、自力で立ち上がったあと倒れこみ、呼吸が停止、2日後病院で死亡した。この事件によりVTにおける選手の安全管理が社会問題にもなる。

■ダッキング /上半身をかがめて相手のパンチをかわす防御技術。防御しつつ相手の懐に入り込み攻撃に移れるが、相手がヒザを合わせてくる危険性もある。

■タップ tap /“tap”は「軽く叩く」の意味。「ギブアップ(参った)」の意志を示すために相手の身体やマットをてのひらで軽く数回叩く行為。

■TKシザーズ TK scissors /マウントポジションを取った相手が関節技を仕掛けようと胸のあたりまで登ってきたとき、自由になった腰を浮かし、背をまるめるようにして自分の両足を相手の腋下にひっかけて後ろに倒す技術。 /高阪剛(こうさか・つよし)の得意技であり、そのイニシャルを取ってモーリス・スミスが命名。初公開はUFC16(1998・3・13)での対キモ戦。

■ティーカオ /[ムエタイ] 首相撲などの組んだ状態から放つヒザ蹴り。

■ティープ /[ムエタイ] 前蹴り。ストッピングの効果のある正面の中段蹴り。

■ディンプシーロール /頭が∞軌道を描くように身体を左右に振りつつ相手に接近し、その動きに乗せて左右のフックを連打する。少年マガジン連載の「はじめの一歩」の主人公や、ZERO−ONEの名物外人選手ジョシー・デンプシーが使い、話題となった。元はジョシー・デンプシーの曽祖父にあたる1920年代の名ボクサー“拳聖”ジャック・デンプシーが編み出したボクシング・テクニック。

■テイクダウン take down /投げ技やタックルで相手をマットに倒すこと。

■手打ち /腰の入ってない、手の力だけで打つパンチの打ち方。

■デモリッション DEMOLITION /次世代トップファイターを狙う若手選手たちの実力を発揮するチャンスの場として、あらゆる団体・選手が競い合えるグローバルなリングを目指す大会。2002/9/8横浜赤レンガ倉庫で旗揚げ。所英男や鈴木雅史など注目の若手が出場。セミでは、『DEEP2001』のミドル級トーナメントに出場した久松勇二がパンクラスGRABAKAの佐藤光芳に判定勝ち、メインでは、元リングス軽量級選手の小谷直之が『ORG』などで活躍する芹沢健一にパンチラッシュでTKO勝ちした。 /裸足で頭にバンダナを巻いてTシャツにジーンズのショートパンツ姿という海賊風コスチュームのラウンドガールがなかなかいい。

デラヒーバ /[ブラジリアン柔術] 下になっている選手が片足を相手の脚に外掛けで絡め相手のバランスを崩すスイープの技術。

■テレフォンパンチ telephone punch /相手にモーションを読まれてしまう大振りのパンチ。

テンカオ /[ムエタイ] 首相撲などで相手と組み合わずに放つ(カウンターの)ヒザ蹴り。

■トップポジション top position /[柔術] 寝技で自分が上になっている状態。


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■ナオテック /[ジークンドー] 上段回し蹴り(ハイキック)。

■ナチュラルスタンス natural stance /[ジークンドー] 日常生活での姿勢がそのまま構えとなった、「構えのない構え」。普通に立った状態で、手は腰に当てても、顎に添えても構わない。そこからいきなり攻撃を出すことで「構える」ことによるタイミングの遅れを解消する。

ニー・オン・ザ・ベリー knee on the belly /[柔術] “belly”は「腹」の意味。寝技の攻防で、下で仰向けになった相手の腹の上に片ヒザを乗せて抑え込んだ状態。「ニー・イン・ザ・ベリー」、「ニー・オン・ザ・ストマック」、「ニー・プレス」と同義。

■ネッククランチ neck crunch /寝技で相手の上になった状態から、両手で仰向けの相手の頭を抱え込み力まかせに手前に引きつけて首を極める技。ネックロックと呼ばれることもある。PRIDE GP開幕戦(2000/1/30 東京ドーム)ではマーク・コールマンがバーリトゥード初戦の佐竹雅昭を、PRIDE10(2000/8/27 西武ドーム)ではマーク・ケアーが掣拳道のボリショフ・イゴリをこの技で下し、シンプルだが腕力のある選手が使うと怖い技だということを知らしめた。

■ノー・ホールズ・バード No Holds Barred /NHB。致命的なダメージを与える攻撃(目潰し、噛みつき、金的攻撃など)以外のあらゆる攻撃が認められる「なんでも有り」の試合形式。ポルトガル語の「バーリ・トゥード」の別称と解釈できるが、NHBはアメリカの地下酒場で行われていたものを指していた言葉。


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■ハーフガード half guard /上になっている相手が片足だけパスガードしている状態。下になっている側からは、自分の股の間に残っている相手の片足を両足でロックしている状態。身体が密着し、足の自由を奪っているので相手の動きをかなり制限できる。 /ハーフガードを取っている側は (1)半身になって相手との間に隙間を作り、そこからパスガートされていた足を出してガードポジションに移行する。 (2)相手に押さえ込ませるように仕向けてバランスを崩させ、横へ転がす。 などの方法で反撃する。

■バーリ・トゥード vale tode /「なんでもあり(なんでも有効)」を意味するポルトガル語(ポルトガル語はブラジルの公用語)。致命的となる最低限の反則のみを禁じた総合格闘ルールによる戦い。打撃、投げ技、関節技、絞め技など格闘技全般のほぼすべての攻撃手段が認められる。略称VT。「フリーファイト」「ノー・ホールズ・バード(NHB)」も同義と見なせる。

■バーリトゥード空手 /禅道会がコンセプトとする空手。「自然体」を基本とし、相手が組み技でくるときは不自然な体勢からの打撃よりも組技で応戦する。禅道会のエースは秋山賢治。

■パウンド・フォー・パウンド pound for pound /「同じ体重で戦った場合」という想定。

■パスガード pass guard /相手のガードポジションを崩すこと。動きとしては、ガードポジションをとっている相手に対して、相手の両足のガードを越えてサイド・ポジションあるいはマウント・ポジションに移行すること。 /プレッシャー(圧力)をかけて相手を動けなくさせてからガードを越えるのが基本。 /(1)相手の内腿(ヒザ裏)をヒジで圧迫して足を開かせて越える。(2)手で相手の足首のフックを外して腿を担ぎ横に振ってサイドポジションへ入る。(3)中腰に立ち上がり、相手の腹部を圧迫して足首のフックをはずし、そのまま相手の両腿を抱えて持ち上げ(桜庭和志がホイス・グレイシーに仕掛けた俗称『はずかし固め』)て、サイドポジションに入る。などの方法がある。

■バックハンドブロー backhand blow /背中を向けるように身体を素早く回転させ、腕を水平に振り回す遠心力をつけて裏拳で放つパンチ。奇襲技であり、よほどタイミングよく使わないとクリーンヒットはむずかしいが、正確に当たれば威力は大きい。

■バックマウント backmount /うつ伏せの状態の相手の背後から馬乗りになった状態。相手の動きをほぼ完全にコントロールでき、チョークスリーパーなどの絞め技にも入りやすい絶好のポジション。これに対して、仰向けの相手の腹部に乗った普通のマウント状態をフロント・マウントとも言う。

■バッティング batting /選手の頭が相手の頭や顔面にぶつかること。頭突き禁止のルールで故意にやると当然反則。 /頭部の皮膚は薄くて切れやすいため、頭部がぶつかったときに皮膚を切って流血しやすい。また、頭蓋骨を骨折する可能性もある。

■パリー /[ボクシング] 相手のパンチを手で払う防御技術。パーリング。

■ハリケーンボルト /[桜庭和志] 猪木−アリ状態から寝ている相手の両足を飛び越えて、空中からパンチを振り下ろしていく技。ネーミングは少年ジャンプのボクシング漫画「リングにかけろ」の香取石松の得意技より。

■反復性肩関節脱臼症 /一度脱臼したために、その後も肩の脱臼がクセになってしまった状態。ひどくなると、自分でストレートパンチを打つたびに脱臼したり、横になって頭の上の方に手を伸ばすだけで脱臼するようになってしまう。そのように脱臼を繰り返していると関節部分の骨がもろくなってしまい、手術も困難になってしまう。

■ヒールホールド /ヒールホールドはルールで禁止されることがあるが、かけられた側が靭帯断裂や三果(さんか)骨折という重傷を負う危険性が高いためである。三果骨折は足関節を構成する骨の内側、外側、後ろ側の三箇所の骨折を合併したもので、手術やリハビリが難しく、後遺症が残りやすい。 →靭帯

■ヒジ打ち /空手や古武術にもヒジ打ちはあるが、斬るようにシャープに放たれるヒジ打ちはムエタイのオリジナル・テクニックであり、凶器のような破壊力を秘めた攻撃である。 /顔面へのヒジ攻撃は皮膚を切って流血を招きやすく、また相手の後頭部や脊椎を狙うヒジ攻撃も致命的な損傷を引き起こす危険度が高い。K−1やPRIDEなど、ルールでヒジ打ちを禁止している大会は多い。UFCでは認められている。 /初期のアルティメット大会ではパトリック・スミスやレムコ・パドゥールらがグランドでの上からの顔面ヒジ打ち下ろしで残酷なKOシーンを生み出し問題となった。しかし、総合格闘技のルールでヒジ打ちが認められれば、打撃系の選手は有利になる。もっともヒジ打ちの放てる接近した間合いではタックルや投げに持っていかれやすいので、スタンド状態ではそう簡単に使えないだろう。

■ヒット・アンド・アウェー hit and away /相手に打撃攻撃を与えた後、即座にフットワークを使って相手の攻撃圏から離脱し間合いを外す戦法。

■ビルジー /[ジークンドー] 貫手による顔面攻撃(目潰し)。ジークンドーの主要なテクニックの一つ。総合格闘技においては目潰し攻撃は反則とされているため使えないが、実践技としては有効か。

■ブーメランフック /ブーメランが飛ぶような弧を描く軌道の(打ち下ろし気味の)フック。レイ・セフォー(ニュージーランド 1971生)が得意とする。

■フォロースルー /打撃を当てたあとの伸び。当たってからのフォロースルーが利いていると、威力のある「重い」打撃となる。



■武士道 /武士道については誤解されている面が多い。現在言われる「武士道」は感傷的で都合のよい幻想であるという印象はぬぐいきれない。

 「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり。二つ二つの場にて、早く死ぬはうに片付くばかりなり。別に仔細なし。胸すわって進むなり。図に当たらぬは犬死などといふ事は、上方風の打ちあがりたる武道なるべし。(中略)図にはづれて死にたらば、犬死気違なり。恥にはならず。これが武道に丈夫なり。毎朝毎夕、改めては死に改めては死に、常住死身になりて居る時は、武道に自由を得、一生越度(おちど)なく、家職を仕果(しおほ)すべきなり。」  『葉隠』(正確には『葉隠聞書(はがくれききがき)』/佐賀城外の隠士山本常朝の口述を筆録した鍋島藩の武士の修養書)より
 武士道の本質は死ぬ事である。二者択一の場合、早く死ぬ方を選ぶということに過ぎない。めんどうなことを考えず腹を据えて進むだけである。「事を貫徹しないうちに死ぬのは犬死だ」というのは、せいぜい上方ふうの思い上がった打算的武士道である。/事を仕損じて死んだとしても、それは犬死、気の変な者だと言われても恥にはならない。これが武士道の本質なのだ。武士道を極めるためには朝夕繰り返し死を覚悟することが必要なのである。つねに死を覚悟してるときは、武士道が自分のものとなり、一生誤りなくご奉公し尽くすことができるのである」 (三島由紀夫による現代語訳を一部変更)
 グレイシー一族がしばしコメントで挙げる「武士道」はいったい何に基づいたものなのだろうか。それを「男らしさ」や「武道家魂」等に置き換えた方がしっくりくるような気がする。個人的には「武士道」はあくまで純粋な理念上のもので、実際に「武士道」を実践していた武士はほんのわずかであったと思う。



■フックンシュート /略称HnS。アメリカで行われるジェフ・オズボーン主催の総合格闘技のイベント。


PRIDE /プライド。打撃から寝技まで格闘技のすべての技を認た総合格闘(MMA/VT/NHB)によりプロ格闘家の「夢の対決」を実現させ、また、その世界一を決定する大会。ルールはオープンフィンガー・グローブ着用で打撃、投げ技、関節技が認められ、噛みつき、目潰し、金的攻撃などの最低限の反則を設定している。頭突き、ヒジ打ちなども危険技として禁止。当初はフリー・ウェイトの階級無差別で試合が行われていたが、現在、王者はヘビー級とミドル級に階級分けされている。 /1997年10月、ヒクソン・グレイシーvs高田延彦をメインにKRS主催で「PRIDE1」が開催され、1999年4月の「PRIDE5」からDSE(ドリームステージエンターテイメント)に主催が変わり現在に至る。2000年8月の「PRIDE10」からはアントニオ猪木がプロデューサーに就任。 /プロレス復権の救世主となった桜庭和志、藤田和之が大ブレイクしたのもPRIDE。「プロレスの匂いがする」真剣勝負格闘技大会であるところがPRIDEの人気の大きな要因のひとつだろう。


■プレミアム・チャレンジ PREMIUM CHALLENGE /パルテノン&バーサスエンターテインメントの趙代表が主催する“格闘技版・料理の鉄人”。強者の象徴「プレミアム」を守るガーディアン(守護者)と、それに挑むエクスプローラー(探求者)の闘いを中心とした総合格闘技イベント。 /10分1本勝負。引き分けると3分の延長戦。それでも勝敗が決まらなければ観客参加のオーディエンスジャッジにより判定。ダウンやロック(関節技、絞め技)、ロックの30秒キープなどにポイントを与えるポイント制を採用。OFG(オープン・フィンガー・グローブ)の有り無しのルールは選手同士がどちらかを選択する(片方がグローブ着用、片方は着用無しも可能)。また、OFG着用無しのF&G(フルコンタクト&グラップル)ルールもある。 /2001/5/6 ベイNKホールの第1回大会には、イリューヒン・ミューシャ、クリストファー・ヘイズマンや矢野卓見、今成正和が参戦。また、のエクスプローラーの百瀬善規(禅道会)がオーディエンス判定でガーディアンの近藤有己(パンクラスism)を破って話題に。

■ベース base /[柔術] それぞれの状態におけるもっとも安定した自然な姿勢。格闘においてはつねにこの姿勢を保つことが重要。

■ペダラーダ /[プラジリアン柔術] オープンガードの姿勢から仰向けに寝た側が立っている相手にキックを打ち上げ、寝技へ移行させない技術。まず足やボディへの蹴りで空間を作ってからアゴを蹴り上げる。  /2002/8/28国立競技場「Dynamite!」のメインエベントで桜庭和志が右目を眼窩底骨折し、TKO負けに追い込まれたのは、2R終了間際にガードポジションをとっていたミルコ・クロコップが桜庭の体を離すために放った下からの蹴りが桜庭の顔面に当たったためだった。ミルコがどこまで技術として意識していたかは定かでないが、これはペダラーダのバリエーションといえるかもしれない。

■ボクサーズ・フラクチャー boxer's fracture /フラクチャーは「骨折」の意味。自らのパンチ攻撃による手の甲の部分の骨の骨折のこと。中手骨(ちゅうしゅこつ)骨折。

■北斗旗全日本空道選手権大会 /大道塾の開催する大会。大道塾は、路上の現実=ケンカを想定した技術を追求する空手団体で、そのルールは素手による顔面攻撃、寝技あり。ただし寝技は多数の敵を想定した場合、現実的な技ではないとし、時間制限が設けてある。それゆえ北斗旗はアマチュアの大会ながらハードな打撃と膠着のないグランドのある最もケンカに近い格闘技大会と言える。

■ポジショニング positioning /寝技の攻防において有利な位置を取ること。総合格闘技ではポジショニングの技術が重要視される。

■ボディフック body hook /ボディへのフックは左脇腹の脾臓、あるいは右脇腹の肝臓を狙うのが有効。ここはあまり鍛えられない脇腹の筋肉のウィークポイントでもある。

■ボトムポジション bottom position /尻をついた体勢で両足で正面から相手の胴をはさみ、腕で相手の上体を引きつけて密着した状態。

■炎のコマ /[桜庭和志] 猪木−アリ状態で寝ている相手の足を持ち、あいての背中が支点となるようにしてコマのようにクルクルと回す。摩擦熱で背中に火傷を負わすという桜庭和志ならではの異色の技。見せ技的だが、この技からパスガードを狙う。

■炎の人力車 /[桜庭和志] 「炎のコマ」別バージョン。猪木−アリ状態で寝ている相手の両足を持ち、引きずり、摩擦熱で背中にダメージを与える技。ホイス・グレイシーのように道衣を着ている相手にかけると「炎のダスキン」となる。


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■マーシャルアーツ martial arts /広義には「武道」全般の意味。競技名としてはアメリカン・プロ空手を指す。空手、キックボクシング、テコンドー、カンフーなどの打撃系格闘技の技術を融合させたものだが、首相撲、ヒザ蹴り、ローキックがルールで禁じられているため、ボクシング技術の比重が高い。 /ミックスド・マーシャルアーツ(略称:MMA)と言うと、「総合格闘技」という意味になる。

■マウントポジション mount position /“mount”は「山」の他に「登る:(馬などに)またがる;据え付ける」の意味がある。仰向けになった相手の上に馬乗りになって押さえ込む姿勢。寝技では最も有利なポジション。相手がうつ伏せ状態だと「バックマウント」となる。

■マススパーリング /基本的に相手に技を当てない前提で行うスパーリング。一般的なスパーリングの前段階で、攻防のタイミングを身につけるための相対練習。

■ミックストマーシャルアーツ mixed martial arts (MMA)/総合格闘技。打撃、投げ技、関節技、絞め技が全て認められる格闘。VT(バーリ・トゥード)、NHB(ノーホールズバード)とほぼ同義だが、よりスマートでスポーティな印象の語感ではある。

■ミドルキック /ミドルキックは真横から水平に、相手の体に対して90度の角度で当たる時が一番威力がある。また、蹴り脚を上げていきながら上半身をひねることで、その回転力も加わりキックの威力が増す。ただ下から上に振り上げただけのミドルキックはダメージが小さい上に、相手の肘の先端に当たって脚を痛める恐れもある。 (「リアルファイト柔術」平直行/徳間書店)

■未来を打つパンチ /[掣拳道] タックルに来た相手の30cmほど前に放つフック。相手のタックルが到達した瞬間に腕上腕部によりガードされ、組みつかれる事を防ぐ。タイミングよく相手にヒットすればKOにもつなげられる。佐山聡が提唱する技術。

■ムエタイのキック /ムエタイのキックは斜め下からの角度で起点からヒットポイントまでまっすぐに蹴り上げる。遠心力で打ち下ろすキックと比較すると一発の衝撃は劣るが、早いので防御しにくい。

■モン・ジ・バカ /[柔術] 「牛の手」の意味。手首の関節を極める関節技の総称。基本的には小手極めのように相手の手の甲を押さえ込み手首をかま首のように極めるが、そのヴァリエーションは多数ある。

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■ライフバランス life-balance /総合格闘技における立ち技のバランス。佐山聡(修斗、掣拳道の創始者)によるとイゴール・ボブチャンチンのロシアンフックがVT(ノールールのフリーファイト)で強力な武器になるのはライフバランスを保ったまま打てるからだという。

■リボ払い /[星野育蒔] 右手で相手の右脇を挿し左手で相手の左手首を取っての払い腰でテイクダウンを取る技。「ちょっとずつ払って返す」という意味の命名。

■ルタ・リーブリ /グレコローマンスタイルのレスリング技術に足への関節技を融合させたサブミッション・レスリング。ブラジルの組技系格闘技で、「裸の柔術」と言われる。ブラジリアン柔術とは敵対関係にある。試合では打撃を行わないが、VT対策の為、トレーニングには打撃技術も取り入れている。 /主要選手はマルコ・ファス、エベンゼール・フォンテス・ブラガ、ペドロ・ヒーゾ、アレクサンドレ・フランサ・ノゲイラ。レナート・ババルの格闘技ベースもルタ・リーブリ。

■ロシアン・フック Russian hook /腰とヒザを回さず、肩とヒジで拳を内側にねじり込むようにして打つフック。VT界を代表する選手の一人イゴール・ボブチャンチンの主力武器。肩で弧を描き、ヒジを返すことで大振りのフックがガードの間を入ってストレートに標的に向かう。フィニッシュで半身の姿勢にならないためバランスが崩れず、相手のカウンターのタックルを切りやすい。だが、足腰を使わないパンチなので上体の力が強い選手でないと肩などを痛めやすいのが欠点。


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■ワーク work /「仕事」の意味。勝敗や筋書きの決まった試合をこなすこと。 /一般的にプロレスの試合はワークの典型である。が、ワークで試合をきれいに組み立てるにはそれなりの技量、才能、感性、イマジネーションが必要であり、「肉体を使ったテクニカルで過激な演劇」とみなせばプロレスも高度な肉体芸術と言える。

■ワン・ツー・ロー one two low /ジャブ、ストレートのワンツーパンチからローキックにつなぐコンビネーション。極真系などの空手選手が得意とする。 /正道会館の武蔵は、カークウッド・ウォーカーのWAKOプロ世界ムエタイヘビー級へ挑戦する際(「K―1BRAVES’99」 1999・6・20 マリンメッセ福岡)にワンツーで踏み込み最後に相手の左内腿に左ローキックを放つコンビネーションを習得し「三段壁殺法」と名付けた。「三段壁」は武蔵が合宿を行った和歌山県・白浜海岸にある断崖絶壁の名所。試合結果は5R1分50秒、武蔵のKO勝ち。





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