■山の老人 11世紀から13世紀にかけて、イラン北部の山岳地帯に「山の老人」が支配する国があった。老人は山奥にコーランの中に説かれた天国そのままの庭園(ブドウ酒・牛乳・蜂蜜・清水が流れ、美女と心ゆくまで快楽に耽ることができる=実際は麻薬による幻覚だったといわれる)を作り、そこに選抜された10〜20人のすぐれた若者を住まわせた。若者たちは自分らが本当に天国に来ているのだと思い込む。そこで老人は数名の若者を呼んで、こういった。 「もう一度おまえたちをあの天国にやりたいと思うから、使命を託す。ただ某々を殺せばよい。万一失敗して死ぬようなことがあっても、そのままおまえたちは疑いなくまっすぐ天国に行ける」 するともう一度あの夢の生活に戻りたいために若者たちは必ず暗殺の使命を果たしたという。 この方法で「山の老人」は周辺の国を脅し、貢物をよこさせて国を栄えさせたと『東方見聞録』に書かれている。 <「自爆テロの研究」 立花 隆 (『文藝春秋』2001年11月号)より> |
■ 優雅な屍体 cadavre exquis ★イヴ・タンギーが発明したシュルレアリスムの遊びのひとつ。お互いがどんなふうに反応するかわからない状態で、数人の参加者が一つの文章やデッサンを共同製作する遊び。お互いに他のものを見ることなしに次々と人間の体の部分を継ぎ足して描いていったりする。その名前の由来は、最初の試みで、「優美な→屍体は→新しい→酒を→飲むだろう」という文章ができたことによる。 |
■ 祐宇志音 Yusion |
■ 遊 戯 ★「遊戯の世界は、少数のルールでできていて、そこに介入する偶然の種類や要素も、あらかじめコントロールされている。そのために、ルールさえ守っていれば、遊ぶ人はその空間の中で、自由を楽しむことができるのだ。遊ぶ人の生命力は、ボールの運動やダイスの気まぐれが導入する、「媒介された偶然」と戯れる。/生命は、多数への分裂を好む。そのため、純粋な状態におかれた生命は、偶然、自発的な運動、身軽な方向転換などをおこす。だから、スポンテニアスに向かおうとする生命は、遊戯の自由空間の中で、心からの寛ぎを感じるのだ」 (『森のバロック』 中沢新一) |
■ 友 人 ★「彼にはいつも新しい友人ができたが、すべての時間を彼らと過ごす必要はなかった。神学校にいた時そうであったように、同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと、怒りだすのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった」 (『アルケミスト』 パウロ・コエーリョ) |
■ 夢見文章断片 夢見的文章の断片。いわゆる超短編。 |
■ ユーモア ★「ユーモアは人生の中で重要で不可欠な要素だと思うんだよね。人間誰でも、人生で何をしていようが、何を作っていようが、宇宙を本当に理解するにはすべてを笑い飛ばせなきゃいけないんだよ。この世のものはすべて、存在しないのと同じように存在してもいるわけだから」 (サージ・タンキアン :アルメニア系アメリカ人4人による政治的メッセージ性も強いが突き抜けたユーモア感も持つバカテク・ヘヴィロック・バンド、システム・オブ・ア・ダウン(System Of A Down) のヴォーカリスト/『rockin'on』2001年10月号のインタビューより) |
■ 夜の森 夜の森に潜むエレクトラ。 |
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